東急テクノシステムは,株式会社ティ・エム・エフ・アースと協力して,踏切の安全性向上を目的とした,第3世代人工知能(AI&Deep Learning)を用いた「踏切映像伝送システム」の実証実験を,2017(平成29)年11月から2018(平成30)年4月末(予定)まで,東急世田谷線西太子堂—若林間にある若林交差点において実施している.
今回実験中のシステムは,踏切に設置された監視カメラの映像から,踏切内の異常をAIが検知し,付近を走行中の電車の運転士や運行管理者などに,警告とともに映像を2秒以内に伝送することを目標としている.
すでに映像伝送については実証実験にて検証済みであり,今回新たに踏切内の異常をAIが検知できるかどうかの検証を行なう.これにより,見通しの悪い踏切でも運転士や運行管理者などが異常事態に迅速に対処でき,安全性の向上に寄与することが期待されている.
なお,本システムは,2017(平成29)年11月29日(水)から12月1日(金)までの3日間,幕張メッセで開催される「第5回 鉄道技術展」(鉄道イベント11月16日掲載記事)において,映像・パネル展示を行なう.
写真:東急テクノシステムのニュースリリースから