JR東日本長野支社は,“スーパーあずさ”で使用しているE351系の後継として導入するE353系について,2017(平成29)年12月23日(土祝)から営業運転を開始すると発表した.
今回,営業運転に導入されるのは,量産車36両(9連3本/3連3本)で,当面は,下りの“スーパーあずさ”1・11・23・29号,上りの“スーパーあずさ”4・18・22・36号の4往復8本に使用される.
量産車では,量産先行車には設置されていなかった荷物置場が,普通車の1・3・5・7・10・12号車と,グリーン車の9号車に設置される.また,量産先行車では,一部先頭車とグリーン車のみに搭載されていた動揺防止制御装置が全車に搭載される.なお,量産先行車は車体間ダンパが全車両にあったが,量産車には搭載されない.2015(平成27)年8月から,各種走行試験などを行なってきた量産先行車については,営業運転の前に量産車化改造を行ない,終了後に営業運転に投入される.
写真:JR東日本E353系量産先行車 編集部撮影 豊田車両センター 2015-8-23(取材協力:JR東日本)