JR東日本新潟支社は,特急“いなほ”に使用されているE653系1000番台について,今後の定期検査にあわせて塗装を変更,イメージを一新すると発表した.
E653系1000番台の現在のデザインは,沿線の「夕日・稲穂・海」をイメージし,編成全体で日本海沿岸部の美しい夕日をモチーフに,夕日と波,夕日が沈む日本海に映り込む空の色合いを緩やかな曲線と色彩で表している.
10月中旬出場予定のU106編成は,沿線の大きな魅力ある海の色を日本の伝統色でもある透明感に加え幻想的な深海色である瑠璃色で表現され,あわせて海に映りこむ空の青さ,沿線の山並みの緑を取り込んだカラーリングとして採用された.
12月中旬出場予定のU107編成は,羽越本線沿線の海岸線に自生し,沿線を彩る象徴的な植物である「ハマナス」の花色を使用する.日本海に沈む夕陽の海面に映りこむ色彩にも通じ,沿線風景を象徴するカラーリングとして採用された.
なお,営業運転開始日・列車は決まり次第発表される予定.塗装変更後も,“いなほ”のほか,快速“らくらくトレイン村上”や,ほかの線区を運転する臨時列車・団体臨時列車など,従来のデザインの編成と共通運用される予定.
写真:JR東日本新潟支社ニュースリリースから