東急電鉄は,2017(平成29)年9月19日(火)から,平日朝ラッシュ時に,世田谷線 山下—若林間の各駅上りホーム(三軒茶屋方面)限定で,乗降方法を変更すると発表した.
世田谷線では均一運賃のため,始発および終点の下高井戸と三軒茶屋では改札にICカードタッチ機と運賃箱を備えるが,それ以外の駅では編成両端の扉から乗車し,その際,車両側に搭載されているICカードタッチ機と運賃箱で運賃を収受している.また,降車は,編成中ほどの扉2ヵ所のみとなっている.
今回の変更は,遅延防止策の一環として導入されるもので,平日朝7時40分から8時40分まで,ホームに係員を配置し,ICカードの利用客は各ホーム上のICタッチ機で運賃を引き落とすほか,現金,回数券の利用客に対しては,ホームで係員が収受を行なう.これにより,4ヵ所のドアすべてにおいて乗降を可能とするもの.なお,上町駅では一番前のドアは開かず,3ヵ所からの乗降となる.
写真:東京急行電鉄300系 百々貴俊撮影 若林—松陰神社前間にて