JR東海は,2017(平成29)年10月1日(日)から, 東海道本線岡崎—豊橋間において,集中旅客サービスシステムの使用を開始すると発表した.
集中旅客サービスシステムは,すでに武豊線に導入されているもので,案内センターのオペレーターが,カメラにより駅の状況を把握するとともに,利用客からの質問対応や声かけ,案内放送などを行なうほか,現地対応係員が必要に応じて,駅に出向き,利用客の対応なども行なう.また,切符の購入・精算・ICチャージなどのサービスの利用可能な時間帯を,列車が運行する全ての時間帯に拡大することで,利便性の向上を図る.
東海道本線岡崎—豊橋間のうち,システムが導入されるのは,西小坂井・愛知御津・三河大塚・三河三谷・三河塩津・三ケ根・幸田・相見の8駅.このうち,幸田と三河三谷に現地対応係員を配置し,各駅における利用客の対応や巡回を行なう.また,幸田には,サポートつき指定席券売機を新たに設置して,新幹線の指定席特急券などを簡単に購入できる従来の指定席券売機の機能に加え,オペレーターが遠隔で対応することにより,証明書を必要とする割引切符なども購入できるようになる.
今回のシステム導入にともない,2017(平成29)年9月30日(土)をもって,駅係員による切符の発売は終了となる.
また,近鉄名古屋駅内のJR線きっぷうりばでも, 2017(平成29)年11月1日(水) から,サポートつき指定席券売機の使用を開始し,駅係員による切符の発売を終了する.
JR東海,東海道本線 岡崎—豊橋間に集中旅客サービスシステムを導入
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