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JR北海道,新形一般気動車H100形「DECMO」を導入へ

JR北海道,新形一般気動車H100形「DECMO」を導入へ

JR北海道は,おもにローカル線で運転しているキハ40形の老朽取替え用として,新形一般気動車H100形を導入し,試作車(量産先行車)2両が2018(平成30)年2月に落成すると発表した.試作車で約1年間走行試験を行ない,冬期を含めた各種検証を実施する.
 H100形は,JR東日本が開発したGV-E400系に基本仕様をあわせ,そこに極寒対策などの北海道仕様を加えた車両.JR北海道では初めてとなる電気式気動車システムを採用.ディーゼルエンジンで発電した電力により,モータで走行する.愛称の「DECMO」は,モータで走行する電気式ディーゼルカー「Diesel Electric Car with MOtors」を表現したもの.
 2軸駆動とすることやモータの適切な制御および増粘着剤噴射装置の搭載により,急勾配での落葉や積雪による空転の発生を抑制する.また,ブレーキ制御方式の変更や滑走再粘着制御機能の追加により, 鹿の出現などによる急ブレーキ時の車輪踏面傷の発生も抑制する.

JR北海道,新形一般気動車H100形「DECMO」を導入へ

 エクステリアデザインは,新しさ・北海道らしさを表現したもの.シャープでエッジ感のある先頭形状とし,グリーンとホワイトのラインで自然との調和を表わす.前面は,ブラックにイエローを配置し警戒色を強調する.客室は,乗降口近くにロングシート,車両中央部にクロスシート(横2+1列・固定式)を配置.北海道の自然を表現したカラー(グリーン,ブルーなど)とする.従来の一般気動車より床面高さを低くし,乗降性を向上するほか,車いすスペースや車いす対応洋式トイレが設置される.

写真:H100形「DECMO」のイメージ(JR北海道のニュースリリースから) 

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