京阪電気鉄道は,2020(平成32)年度を目途に京橋駅においてホームドアの整備に着手すると発表した.
京阪線では,車両形式により扉の枚数や位置が異なることから,現状ではホームドアの整備が困難な状況にある.今後,車両の更新計画を一部前倒しし,5扉車両の5000系を3扉車両へ置き換えることにより,ホームドアの整備が可能な状況をつくる.5扉車両がなくなっても3扉車両の扉位置が車両形式により異なるという課題が残るため,2017(平成29)年度から2019(平成31)年度の3年間で,異なる扉位置にも適合できる新形ホームドアの検討を進め,2020年度を目途に京橋駅の一部で試行整備を目指す.その後,同ホームドアにより十分な検証を実施し,性能などを確認次第,同駅1・2番線(京都方面行きホーム)において本整備を進める予定.
写真:ホームドア整備を前に置き換えられることになった京阪5000系 森小路にて 2016-5-22
撮影:百々貴俊