全国で初めての,クラウドファンディングによる国鉄形の自治体所有車両補修復元プロジェクトの達成例となった,小松市のクハ489-501が,2017(平成29)年3月20日(月祝)までに補修を完了しました.
当初は2016(平成28)年12月25日(日)までの完工を予定していたものの,現役時代からの腐食劣化部分が塗装剥離を進めるに連れて顕著に見られたため,耐久性重視の補修を最優先とした事から施工期間が延長されていました.
寄付金賛同者からの意向により,先頭部分は1964(昭和39)年10月に新製された481系1次車のボンネットスタイルが忠実に再現され,3月25日(土)・26日(日)には当地にてお披露目撮影会が開催される予定となっています.
なお,2018(平成30)年3月までの間にさまざまなイベントを実施しながら,もとのクハ489-501が製造された1971(昭和46)年の新製時の先頭形状に,1年後には戻される予定です.
写真:土居原ボンネット広場にて 2017-3-20
投稿:岩谷 淳平