東武鉄道では，2017（平成29）年8月10日（木）に予定されているSL「大樹」の営業運転開始に向け，各種準備・訓練などが進められていますが，運転の拠点となる下今市駅では，下今市SL機関庫の建設ならびに転車台の設置工事が，鬼怒川温泉駅では駅前広場の一角にて転車台の設置工事が，それぞれ行なわれています．
　転車台は，いずれもJR西日本から譲渡され，1月26日（木）に三次駅で使用されていた転車台の桁が鬼怒川温泉駅に設置され，2月2日（木）には長門市駅で使用されていた転車台の桁が下今市駅に到着し，3日（金）には設置工事が報道陣に公開されました．
　下今市SL機関庫は，営業運転開始後の蒸気機関車の日常点検などを行なう設備として新設され，周辺には蒸気機関車の勇姿が間近で見られる見学エリアが整備されることとなっており，いずれも2017（平成29）年3月ごろに完成する予定となっています．