釧網本線では,2017(平成29)年1月28日(土)から,知床斜里—網走間で“流氷物語”号の運転が開始されました.流氷観光シーズンの多客期にあわせ運転を開始したもので,2016(平成28)年まで運転されていた,“流氷ノロッコ”の車両が老朽化したため,今年2017年から列車名・車両ともに変更されています.1日2往復の運転で,全車自由席となっています.全列車,網走・北浜・浜小清水・止別・知床斜里に停車しています.
使用車両は釧路運輸車両所所属のキハ54 507とキハ54 508(旭川運転所から転属)の2両で,キハ54 507は白を基調に,山側はクリオネ,海側は流氷のデザイン,キハ54 508は水色を基調に,山側は知床連山,海側は原生花園沿線に咲く花の代表であるエゾスカシユリのデザインが施されています.
車内では,運転区間沿線の案内アナウンスや,網走市観光ボランティアで協力する沿線団体MOTレール倶楽部が企画した車内販売や,停車時間が長い浜小清水では駅に隣接する道の駅での買い物なども楽しめるようになっていました.
“流氷物語”は,2月28日(火)まで運転される予定です.
写真:浜小清水—止別間にて 2017-1-28
投稿:風間 諒平