東武鉄道は,2017(平成29)年夏に予定している,日光・鬼怒川地区における蒸気機関車(C11 207号機)の復活運転について,東武鬼怒川線 下今市—鬼怒川温泉間で運転するSLの列車名称をSL「大樹」にするとともに,ヘッドマークデザインを決定したと発表した.
列車名称である「大樹」は,世界遺産「日光の社寺」の一つである日光東照宮から連想される「将軍」の別称・尊称と言われており,また,自立式電波塔として世界一の高さを誇る「東京スカイツリー®」を想起させることから,沿線地域とともに力強く大きく育ってほしいとの思いが込められている.
ヘッドマークデザインについては,徳川家の家紋である「三つ葉葵」をもとに,葵の紋をC11形と同様に3つの「動輪」で表現し,「大樹」の文字を重ねたものとした.「大樹」
の文字については,書道家であり日光観光大使も務める涼 風花(りょう ふうか)氏が揮ごうしたもの.
写真:「大樹」のヘッドマーク(東武鉄道のニュースリリースから)