西日本鉄道は,天神大牟田線に新形車両9000形を導入すると発表した.
9000形は,既存の3000形をベースにした通勤形車両で,安全性やサービスの向上および環境にやさしい省エネルギー化を図っている.側出入口は片側3扉,座席はすべてロングシートとし,現在の主力車両である5000形を置き換える計画.
外観デザインの特徴として,車体側面にロイヤルレッドの帯を配置することで,歴代の車両でも多く使用されている「赤帯」のDNAを継承しつつ,先頭部では貫通扉をカラーリングの基軸として縦のラインを強調することで,前に進む力強さと次世代車両としての新しさを表現する.また,車内は白を基調とした明るく清潔感のある色調とし,各部にガラスを積極的に採用することで,見通しの良い開放的な車内環境を創出する.
9000形は,2017(平成29)年3月に3連2本,2連2本の10両,2017(平成29)年度に3連2本,2連1本を導入する計画.
写真:西日本鉄道9000形の外観イメージ(西日本鉄道のニュースリリースから)