JR九州は,819系「DENCHA」を筑豊本線(若松—折尾間)に導入すると発表した.
819系は,気動車に替わる次世代の車両として開発を進めてきた架線式蓄電池電車で,817系をベースにした2両編成.架線のない区間では蓄電池のみの電力で走行し,ブレーキ時に発生する回生エネルギーを蓄電池に充電することで高効率を実現する.愛称の「DENCHA」は「DUAL ENERGY CHARGE TRAIN」にちなんだもの.車体デザインは,地球をイメージした青色が映え,環境へのやさしさを表現.車内はロングシートで,照明にLEDを使用し,室内温度環境の維持のために導入した半自動ドアの採用により,省エネ効果を実現する.
819系は,2両編成1本が製造され,2016(平成28)年秋の営業運転開始に向けて,4月から試運転を開始する.2017(平成29)年春には,2両編成6本が追加投入される計画.
写真:819系のイメージ(JR九州のニュースリリースから)