鉄道ファン2024年6月号(通巻758号)
『鉄道ファン』2024年6月号
2024年4月19日発売
定価1250円(税込)
鉄道ファン2024年6月号
2024年4月19日発売
定価1250円(税込)
鉄道ファン2024年6月号(通巻758号)
特集 北陸新幹線 敦賀延伸開業!
目次を見る
アンケートdeプレゼント

阪堺電気軌道で「大阪ちん電バル号」運転

阪堺電気軌道で「大阪ちん電バル号」運転

2015(平成27)年9月26(土)・27(日)に阪堺電車沿線で『第4回大阪ちん電バル』が開催され,阪堺電気軌道では,9月26(土)に貸切電車「大阪ちん電バル号」が運転されました.
 第1便が恵美須町14:20発浜寺駅前行き,第2便が浜寺駅前15:34発天王寺駅前行き,第3便が天王寺駅前16:43発住吉公園行きとして運転され,久しぶりに夕方から夜にかけて住吉公園駅に電車が入りました.住吉公園到着後は20時前まで「トラムバー」として停車し,車内ではドリンク類やおつまみの販売,トゥナ(流し)による演奏が,ホームでは物販も行なわれました.住吉公園駅停車中は,行先表示に「住吉公園」が出されていました.
 車両は,モ701号が使われ,来年2016(平成28)年1月31日で住吉—住吉公園間が廃止されるのにあわせて,下り側前面には薄ピンク地に「ありがとう住吉交差点 大阪ちん電バル」,上り側前面には薄い緑地に「ありがとう住吉公園駅 大阪ちん電バル」と書かれた乗車券を模したようなデザインの幕が取り付けられました.車内は,「トラムバー」として使われるため,紀州材を使って作られたバーカウンターやテーブルが置かれ,床も紀州材が敷かれた「ウットラム」仕様になっていました.
 現在,住吉公園駅に電車が入るのは朝に限られるため,夜間に入るのはこれが最後になる可能性もあります.

写真:住吉にて 2015-9-26
投稿:岡崎 全宏

このページを
シェアする