西武鉄道は,現在「スマイルトレイン」の愛称で親しまれている30000系の後継として,40000系を導入すると発表した.
車両の外観カラーデザインは,西武グループのコーポレートカラーを基調にしつつ,「山の緑と空の青」をイメージした西武沿線の風景や自然を感じさせるカラーリングを採用.西武初のロング・クロスシート転換車両を一部編成に導入するほか,車椅子やベビーカーを利用する乗客や大きな荷物を持つ乗客も安心・快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」を設置.車椅子を固定することができる設備や軽く腰掛けられる新しいデザインの座席のほか,子どもたちが車窓の景色を楽しめるように,従来より窓を大きくするなど,電車に乗る楽しみを提供する.
40000系は,2016(平成28)年度〜2019(平成31)年度に80両導入し,2017(平成29)年春から順次営業運転を開始する予定.
写真:西武40000系の外観(上),クロス状態の車内(中),パートナーゾーン(下)のイメージ(いずれも西武鉄道提供)