山手線に導入される予定の次世代形通勤電車E235系のうち,量産先行車となる第1編成が総合車両製作所新津事業所で製造され,2015(平成27)年3月23日(月)に,信越本線新津—羽生田間を4往復する公式試運転を実施しました.
編成は新津方の1号車から,クハE234-1+モハE234-3+モハE235-3+サハE235-1+モハE234-2+モハE235-2+サハE234-1+モハE234-1+モハE235-1+サハE235-4620+クハE235-1の11両編成となっており,このうち10号車のサハE235-4620はE231系500番代のもとトウ520編成に組み込まれていたサハE231-4620を同事業所で改造したものです.なお編成番号と思われる「01」の表記もあり,トウ01編成となるようです.
同編成は首都圏に送り込まれたあとに走行試験を行ない,2015年秋ごろから営業運転を開始する予定となっています.E235系が量産されると,現在,山手線で運用されているE231系500番代を代替することになるため,E231系500番代の去就も注目されます.
写真:田上—矢代田間にて 2015-3-23
投稿:清水 龍太郎