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特集 211系顔の電車たち
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北総『7260形さよならイベント』開催

北総『7260形さよならイベント』開催

京成3300形のリース車で,京成3300形引退後,最後の京成顔として注目されていた,北総7260形(7268編成)が,2015(平成27)年3月22日(日)に営業運転最終日を迎えました.これを記念して,この日,『7260形さよならイベント』が開催されました.
 まず,さよなら運転として,印西牧の原9:25発→京成上野10:13着(折返し)京成上野10:20発→印西牧の原11:23着の行路で,7260形を使用した臨時特急が運転されました.この列車は乗車自由で,営業運転では,7260形最初で最後の上野入線となりました.運転に際しては,急行灯が点灯され,種別表示器の下には「さよなら 7260形 2015.3.22」と書かれた,長方形のステッカー式のヘッドマークが掲出されました.また,復路の新鎌ヶ谷—印西牧の原間では,乗客に乗車証明書が配布されました.
 臨時特急の運転後は,印旛車両基地にて,車両撮影会が開催されました.この車両撮影会は,事前公募で当選した200名のみが参加できるイベントとして開催され,7260形車両撮影の他,グッズ販売(過去に発売された記念切符など),ヘッドマーク展示が行なわれました.また,途中から9000形9018編成も7260形と一緒に展示され,会場にいた人たちを沸かせました.
 その後,車両撮影会参加者を対象に7260形体験乗車会が印西牧の原—矢切間で1往復開催されました.また,この臨時列車の車内では,オリジナル扇子とこの日の行路表が配布されました.印西牧の原到着後は,回送電車として,印旛車両基地へ回送され,7260形は9年間の歴史に幕を閉じました.当日は,京成高砂駅を除く北総線各駅で,「さよなら7260形引退記念硬券入場券」も発売され,多くのファンでにぎわいました.
なお,7260形は23日(月)に宗吾車両基地へ回送されており,おって,全車解体されるものと思われます.

写真:印旛車両基地にて 2015-3-22
投稿:秋田 拓海

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