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鹿児島市交「ナポリ・長沙」号がニューカラーに

鹿児島市交「ナポリ・長沙」号がニューカラーに

鹿児島市交通局では,1991(平成3)年に製造され,運行を開始して以来,鹿児島市の姉妹盟約を結んだ都市の名前を愛称にした2110形3両が現在,順次車体更新を兼ねて,デザイン変更が行なわれています.このたび,2113号「ナポリ・長沙」号が車体更新,デザイン変更が行なわれ,2015(平成27)年1月19日(月)から運行を開始しました.
 2007(平成19)年まで,2110形3両,2120形2両,2130形1両に,各車両,各一都市の愛称が付けられており,2113号は1991年のデビュー時から2007年までは「長沙」号として活躍していました.2007年に,「広告車両として使える車両を増やす」という名目から,各車デザイン変更と,1両につき2都市の愛称を持たせることとなり,それまで6両あった姉妹都市号は3両に減車,2113号は,2111号の「ナポリ」号の名前も引き継ぎ,「ナポリ・長沙」号となりました.なお,2111号は「鶴岡・大垣」号として,2112号は「マイアミ・パース」号として活躍中,ほかの3両は鹿児島市電標準色などをまとい活躍しています.
 2111号の「鶴岡・大垣」号は車体更新・デザインは昨年2014年に完了しており,残る2112号の「マイアミ・パース」号も車体更新とデザイン変更が予定されています.
 2113号は,1991年に「長沙」号としてデビューしてから一貫して「赤」を基調としたカラーリングを施されていましたが,今回のデザイン変更においてもそれを継承しています.また,先にデザイン変更を行なった2111号の「鶴岡・大垣」号と同じく,車体には各都市の街のイメージが掲出され,デザインに統一性が出ています.

写真:いづろ通—天文館通間にて 2015-1-20
投稿:冨吉 郷太

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