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特集 新幹線最前線2025
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JRグループ,2015年3月14日にダイヤ改正を実施

JR東海 N700系1000番台「N700A」

JRグループでは,2015(平成27)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施する.

 東海道新幹線では最高速度が270km/hから285km/h へと向上し,おおむね上下毎時1本計36本(東海道・山陽直通列車は30本)の“のぞみ”の所要時間を短縮する.これにより,東京—新大阪間は現行より3分程度短縮して最速2時間22分となる.

JR東日本E7系

 北陸新幹線(長野—金沢間)が開業し,並行在来線は,しなの鉄道,えちごトキめき鉄道,あいの風とやま鉄道,IRいしかわ鉄道に移管される.
 東京—金沢間を直通する速達タイプの“かがやき”を朝・夕時間帯に10往復運転し,東京—金沢間の所要時間は,最速で2時間28分となる.停車タイプの“はくたか”は,東京—金沢間でおおむね1時間に1本計14往復(長野—金沢間で1往復),富山—金沢間運転の“つるぎ”は18往復,東京—長野間運転の“あさま”は16往復運転.
 北陸新幹線開業にあわせて新潟方面に特急“しらゆき”,福井方面に特急“ダイナスター”,七尾方面に特急“能登かがり火”を新設し,北陸・信越エリア各地において北陸新幹線と接続する.

寝台特急 北斗星

 1988(昭和63)年3月から運転されてきた寝台特急“北斗星”は,北海道新幹線開業に向けた 総合的な検査・試験および訓練運転などの実施により,青函トンネルを含む津軽海峡線で列車運行ができない日が多くなることや,車両老朽化などにともない定期列車としての運転を取りやめる.なお,引き続き設定が可能な2015年8月下旬ごろまで,臨時列車として運転する.青函トンネルを通過する急行“はまなす”は,引き続き運休や時刻変更を実施する日があるほか,上野発下り寝台特急“カシオペア”についても北海道内の時刻が繰り下げとなる.

JR東日本E657系

 上野東京ライン開業により,東北本線(宇都宮線)・高崎線は東海道線と相互直通運転を開始する.また,常磐線は品川駅まで直通運転を実施する.常磐線特急は,朝・夕夜間帯の一部を除いて,品川駅発着に変更.列車名は“ひたち”・“ときわ”となる.

 JR東海の在来線では,2015(平成27)年3月1日(日)に電化開業する武豊線で,夕通勤時間帯に名古屋から直通の快速列車や線内の普通列車を増やすほか,静岡地区では東海道線で夕通勤時間帯に“ホームライナー”を増発される.

JR西日本 227系

 JR西日本では,広島エリアで227系が営業運転を開始するほか,山陰本線の朝時間帯に,京都発城崎温泉行き特急“きのさき”を,福知山線の夜時間帯に,福知山発新大阪行き特急“こうのとり”が増発される.

 JR貨物では,東京貨物ターミナル—東福山間に直行貨物列車を設定するほか,輸送需要の旺盛な関東—九州間の輸送力が増強される.

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