1991(平成3)年に廃止となった同和鉱業片上鉄道の旧吉ヶ原駅付近は,公園として整備され,かつての車両が動態保存として残されています.長らく有志による「片上鉄道保存会」の運営で,旧吉ヶ原駅周辺の線路を往復する形態での保存運転が行なわれていましたが,このほど地元の美咲町の援助を得て,かつての廃線跡を活用し,路線の延長と新駅「黄福柵原(こうふくやなはら)」駅が完成しました.
「たまごかけご飯」で町おこしを進める美咲町の「黄福プロジェクト」と幸福,そして地名の「柵原」を合わせた駅名「黄福柵原」は,一般公募により地元の小学生が命名しました.
2014(平成26)年11月2日(日)はこの新駅の完成式典が行なわれ,大勢の鉄道ファンや地元住民でにぎわいました.
写真:黄福柵原にて 2014-11-2
投稿:舘田 達也