JR西日本は,七尾線に観光列車を導入すると発表した.
キハ48形2両を改造し,車体外観は北陸の伝統工芸である輪島塗りや加賀友禅をイメージしたものとなる.1号車は「和と美」をコンセプトに北陸の伝統文化を表現.腰掛は赤と黒を基調とし,車内の装飾には金沢金箔や輪島塗りなどを活用する予定.イベントスペースや大形モニタを設け,車内でパフォーマンスを実施する.2号車は,北陸の温泉文化を表現し,和風個室を設ける.おもてなしの空間として列車入口付近のスペースを広く設け,車内販売を行なう予定.
観光列車は,北陸デスティネーションキャンペーンにあわせて,2015(平成27)年10月から,金沢—和倉温泉間で営業運転を開始する.特急列車として1日2往復,土休日・多客期を中心に年間150日程度運転される予定.
写真:七尾線に導入される観光列車の車体外観イメージ(JR西日本プレスリリースから)