「ラビットカー」で人気を集めている養老鉄道に,この度,もと近鉄1600系の「センロク」塗色が復活しました.この「センロク」塗色は昭和30年代に高性能通勤車両の走りとして近鉄名古屋線にデビューした1600系が登場当時にまとっていたベージュと青帯の塗色です.
養老鉄道にはこの「センロク」こと旧1600系列を,養老線用に転用改造した600系が現在も運行されています.今回はこの600系のうちD04編成(モ604+ク504)がセンロク塗色になりました.D04編成は9月から五位堂検修車庫へ入場し,定期検査・更新工事・新形ATS設置工事などを施工されましたが,これにあわせて塗色変更されたもの.2013(平成25)年12月26日(木)には養老鉄道線内で出場試運転を行ない,大垣車庫のある西大垣へと回送されました.今後は「センロク」のロゴをあしらったステッカーを車体に貼付,検査を経て12月28日(土)には撮影会を実施,2014(平成26)年1月1日(水祝)から営業運転につく予定となっています.
写真:養老—美濃高田間にて 2013-12-26
投稿:中野 輝良