川崎重工で製造された,大阪市交通局の御堂筋線用30000系第2編成(千里中央方から31602+31002+31102+31702+31402+31802+31502+31302+31202+31902の10連)は,四つ橋線の緑木検車場に搬入後,2013(平成25)年12月16日(月)の日中には,四つ橋線の北加賀屋—なんば間で試運転が行なわれ,翌17日(火)の夜には,緑木検車場から御堂筋線の中百舌鳥検車場へ回送されました.そして,20日(金)の日中には,なかもず—千里中央間を1往復する,大阪市交通局御堂筋線と北大阪急行線との直通全線試運転が行なわれ,この編成が,御堂筋線の中津以北の高架区間や北大阪急行線に初めて入線しました.
車内には乗務員のほか,検査係員も乗車していたことから,営業運転に向けた性能確認が行なわれたものと思われます.
御堂筋線用30000系は,2011(平成23)年12月10日のデビュー後,しばらく1編成のみでしたが,今後,本格的な増備が行なわれ,長らく御堂筋線の主力車両として活躍してきたチョッパー制御の10系との置き換えが,順次進められる予定です.
写真:千里中央—桃山台間にて 2013-12-20
投稿:井上 遼一