先ごろ久々の新形式車900形「淡海号」が登場した近江鉄道では,同車に続いて改造工事に入っていた,もと西武101系の第2弾が,このほど姿を現わしました.
外観は900形と同じく,もと西武101系から大きな変化はありませんが,新たに近江鉄道では初となる側面方向幕が設置されています.また,塗装は900形と同じく青系統ですが,900形の紺色に対して明るいスカイブルーとなっており,側面のみに白帯を巻いたシンプルなものとなっています.900形にはあったイラスト装飾はなく,愛称もとくに与えられていないようです.
気になる形式ですが,900形の続番ではなく新たに100番台が起こされ,101+1101となっています.形式が100形となれば,近江鉄道にとっては,もと岳南1100形に続く二代目となります.同車は,ブレーキ装置が近江標準の電気指令式ブレーキに換装されず種車のままになっているため,形式が分けられているものと思われます.
運用開始について,とくにアナウンスはありませんが,係員の方が車内清掃を行なっていたことから,デビューは間近と思われます.
写真:彦根車庫にて 2013-11-3
投稿:藤原 正博