JR東日本新潟支社は,“いなほ”の使用車両を485系からE653系に置き換えると発表した.
“いなほ”に導入されるのは7連8本で,1000番台に区分される.白新線・羽越本線を走行する“いなほ”と新潟,庄内地区の特徴をイメージした新たなデザイン・カラーリングとされ,「夕日・稲穂・海」をキーワードに,編成全体で日本海沿岸部の美しい夕日をモチーフに,夕日と波,夕日が沈む日本海に映り込む空の色合いを,緩やかな曲線と色彩で表現している.
1号車はグリーン車で,海側2席+山側1席の余裕のある大形リクライニングシートを採用し(18席),窓枠に合わせた広いシートピッチで配置,シートリクライニング時のプライベートスペースを確保するため,各席前後にパーテーションを設置する.また,1号車にはラウンジスペースが設置される.普通車は車内全体をブルー基調で統一,シートモケットも新たなデザインとなる.
E653系は,2013(平成25)年秋ごろから一部列車に投入を開始し,順次拡大する予定.
写真:“いなほ”に導入されるE653系1000番台のイメージパース(JR東日本新潟支社プレスリリースから)