東日本大震災の影響で運休となっていた三陸鉄道南リアス線盛—吉浜間が,2013(平成25)年4月3日(水)に運転を再開しました.
運転再開一番列車は一般から公募で当選した方のみが乗車し,始発駅では再開にともなう記念式典が開かれ,新形車両に支援した駐日クウェート大使や岩手県知事や藤原紀香さんらが参加して出発式典が行なわれました.また,運転再開区間の終着駅の吉浜駅では,今回,吉浜駅の非常勤駅長として任命された志村けんさんが出発合図をしたほか,途中駅の三陸・恋し浜・綾里では歓迎イベントが行なわれました.また,このほかにも2往復の一般無料乗車列車(新形車両乗車体験列車)も運転されましたが,当初2両編成の予定から3両に増結されて運転されました.
編成は盛方から36-701+36-702+36-703で,盛方には運転再開記念のヘッドマークが,吉浜方には「SMILE TOHOKU PROJECT」のそれぞれ異なるヘッドマークが掲出されました.
なお,平常運行は4月4日からで,3日は記念運行のみでした.また,吉浜—釜石間は2014(平成26)年4月に運転を再開する見込みです.
写真:綾里にて 2013-4-3
投稿:北條 飛鳥