仙台市交通局は,2015(平成27)年の開業に向けて建設を進めている東西線の車両デザインを発表した.
東西線は,車輪式リニアモータカーで,導入される車両形式は2000系となる.デザインコンセプトを「自然と調和し,伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」とし,前面形状は「歴史」を表現する伊達政宗公の兜の「前立て」と「調和」をしめす「円形ライン」で構成される.車両側面には,空・川・海を表す「青」を上部に連続ラインとして配置,中央部には,水の「青」,青葉の「緑」,街の活気や人のあたたかさの「黄」や「オレンジ」のスクエアドットを配し,自然や人が「調和」している仙台の街を表現している.
2000系は2013(平成25)年4月ごろから順次製造に着手し,2014(平成26)年度に1編成目の車両を荒井車庫へ搬入したあと,試運転を開始する.開業までに4連15本60両が導入される予定.
写真:仙台市交通局2000系のイメージパース(仙台市報道発表資料から)