2012(平成24)年3月31日(土),119系最後の営業列車“119ファイナル号”(国鉄色・E4編成使用)が,豊橋—豊川間で運転されました.
119系電車は,1982(昭和57)年から1983(昭和58)年にかけて,飯田線に残っていた旧形国電を置き換えるために製造されました.しかし,老朽化のため,後継の313系3000番台や213系5000番台への置き換えが進み,引退となりました.
終着の豊橋駅では,引退セレモニーが行なわれ,豊橋駅から豊橋運輸区への回送列車の豊川方運転台には,花束が置かれました.また,イベントで使用したヘッドマークは,最終列車の乗客のうち,抽選で当選した人に渡されました.
このイベントに使用されたE4編成と,予備として残されていたE5編成(東海色)は,同日夕方に浜松へ回送されました.これにより,30年間飯田線で活躍した119系電車は,全車廃車となります.
写真:豊橋にて 2012-3-31
投稿:鈴木 結雅