2011(平成23)年10月15日(土)に長野総合車両センターで開催された『JR長野 鉄道フェスタ』では,同センター内にある,車両のメンテナンスを行なう社員の研修施設である「長野スキルアップセンター」も公開されました.
この建物入口付近に115系長野色を模した前頭部のカットモデルが設置されており,こちらも当日は自由に見学可能で来場者の注目を浴びていました.
この一見115系と思われる前頭部は,湘南色化で注目を集めた,もと幕張車両センター所属の113系S62編成クハ111-249のものです.
設置にあたりタイフォンが113系標準のスリット式から115系のシャッタ式に交換されていますが,無線アンテナの位置や房総仕様の前面方向幕など,113系としての面影も随所に残っており,運転席内部には車両番号の表記がそのまま残されていました.
なお,長野スキルアップセンター内部では,同じく廃車となったもと京葉車両センターのクハ204-118が,床下を灰色塗装のうえ教材として設置,活用されている様子も公開されました.
写真:長野総合車両センターにて 2011-10-15
投稿:白沢 美雄