群馬県みなかみ町では,1920(大正9)年に谷川岳で近代登山が始まった7月2日を「谷川岳の日」と制定しました.これを記念して,2011(平成23)年7月2日(土)発の多客臨時夜行快速列車として,“谷川岳山開き号”が運転されました.
同列車は26年ぶりの登山夜行列車(全車指定席扱い)で,7月2日(土)の23時33分に上野駅を出発し,翌3日(日)の2時50分に土合駅に到着しました.大宮総合車両センター所属の183系OM103編成が使用されました.乗客には土合駅改札において乗車記念木札が配られました.
土合駅では,列車の到着にあわせて,キャンドルや松明,かがり火によるライトアップが行なわれました.列車から降りた乗客も,山開き会場への移動前の小休止も兼ねて,幻想的な光景に見入っていました.
なお復路,上り列車は,3日,土合14時00分発→上野16時49着で運転され,こちらは自由席も用意されていました.
写真:土合にて 2011-7-3
投稿:笠井 透