京阪8000系8007編成が，2010（平成22）年5月19日（水）に営業運用から外れ，寝屋川工場へ入場したことが確認できました．車端部のロングシート化などのリニューアルならびに全般検査（一部車両は重要部検査）と新塗装化のためのものと思われます．
　8000系は，2008（平成20）年6月に8008編成が新塗装となったのを皮切りに，順次新塗装化が進められており，カーマインレッドとマンダリンオレンジの現行塗装は8001編成，8007編成，8531編成（もと3000系3505編成）の3編成が残るだけとなっていました．しかし，この中で車両番号が登場時と変わらず切り抜き文字のものは，8007編成のみ（8001Fと8531Fは2008年に全般検査を受けた際に，現行塗装で出場したものの，車両番号が切り抜き文字からステッカーに変更）となっていました．
　今回の8007編成の入場で，現行塗装で車両番号が切り抜き文字という，登場時のスタイルの8000系が，ついに見納めとなりました．