2008(平成20)年6月3日(火),JR東日本は2010年(平成22)度に山手線の恵比寿駅と目黒駅に可動式ホーム柵を整備し,今後の山手線全駅導入に向けた検証を行なうと発表した.
先行導入駅で,技術的な課題,列車運行に与える影響などを検証し,その結果を3駅目以降に反映し,今後10年間を目途に全駅に整備を進めていく予定.
可動式ホーム柵の設置にあたり,ホーム構造の古い駅では改良工事を行なうほか,TASC(定位置停止装置)の設置,6扉車の取替え工事も行なわれる.6扉車が取り換えられるのは,京浜東北線と並走する区間で,輸送障害の発生時などに,京浜東北線の列車が山手線のホームを使用することがあり,山手線の6扉車が停車する位置に京浜東北線の4扉車が停車する場合があるためである.
なお,先行導入される2駅では,6扉車取替えの時期よりも前に可動式ホーム柵が設置されることから,6扉車の停車する部分(7・10号車)には,車両取替え後に可動式ホーム柵を設置する.
画像:山手線に導入される可動式ホーム柵のイメージ(JR東日本プレスリリースから)
記事:編集部