『鉄道ファン』2024年3月号 1月19日発売

これまで過去6回,「1990年代生まれの特急車」を眺めてまいりましたが,今回からは「今もっとも輝いているベテラン車両たち」と題し,特急に限らず各電鉄で主軸として活躍している車両を取り上げることにいたしました.全車健在で廃車のうわさもない車両たちなので注目度は低いですが,だからこそ記録し甲斐がある形式を選びました.その初回は京王井の頭線の1000系です.レインボーカラーに彩られ,一見,その色違いだけかと思いきや,他にも相違が見られます.井の頭線は短路線(12kmほど)で高頻度運転,多編成が運用されているため見聞には最適と言えましょう.本稿を見れば,訪問したくなること受けあいです.