「九州=赤」というイメージが何となくついているのは,現在のJR九州のコーポレートカラーということもありそうですが,その昔,九州島内で活躍した交流電機が赤一色だったことも,あながち無関係ではないような気がします.前回の長崎本線に続き,今号では九州電化から活躍してきた交流電機について取り上げます.今号の特集とも関係の深いED72・ED73形,遠く北陸から移籍したEF70・ED74形などが誌面に並びます.昨今,EF81・ED76形の後継機としてEF510-300番台の投入が発表され,さっそく301号機が試験を繰り返していますが,その原点を見ることができます.