『鉄道ファン』2024年3月号 1月19日発売

吹田総合車両所森ノ宮支所(森ノ宮電車区)に所属した103系,および,吹田総合車両所日根野支所(日根野電車区,鳳電車区)に所属した103系について,それぞれの活躍,変遷を振り返りました.いっぽう,吹田総合車両所奈良支所(奈良電車区)の103系も,関西本線(大和路線)の運用で定期的に大阪圏の中心部へ乗り入れていました.同所の103系は,現在も奈良線を中心とした運用に充当されていますが,近い将来消滅してしまうことが容易に想像されます.
 そこでここでは,吹田総合車両所奈良支所(奈良電車区)の103系について,その活躍,変遷を振り返り,まとめました.製造された時期により形態が異なり,冷房改造,各種改造工事などが施行され,さらに,前頭部の警戒帯が付いたり外れたりと,じつに多くの表情を見せたようすを一挙にご覧いただきます.もちろん,101系から編入された車両についても,ここで話題にいたします.