国鉄が1967(昭和42)年に設計した日本初の量産近郊形交流電車である711系電車は,徹底した耐寒耐雪機能を考慮した初の北海道向けの電車でもあります.量産車は,函館本線小樽~滝川間の電化開業に合わせて新製され,営業運転を開始しました.しかし,老朽化により1990年代後半から数を減らし,2015(平成27)年3月にラストランを迎えましたが,本作品では北海道で活躍してきたこの711系の姿を,走行の光景を中心に紹介していくものとなります.また,同系の定期運行の最終日となった,3月13日の様子も収録されています.