鉄道ファン2025年1月号(通巻765号)
『鉄道ファン』2025年1月号
2024年11月21日発売
特別定価1400円(税込)

鉄道アーカイブシリーズ 北陸本線最期の特急列車たち 福井篇(敦賀~芦原温泉)

北陸本線最期の特急列車たち

1990年代から現在に至るまでに活躍した国鉄形車両を中心に,JRの近年の新形車両なども一部含めたかたちで,さまざまな車両の足跡を,路線や形式ごとに走行シーンで紹介するシリーズで,今回は北陸本線が取り扱われています.
 同線敦賀~芦原温泉間を走行した列車の映像を中心に編集され,419系,475系,457系,413系,485系,489系のほか,寝台列車やジョイフルトレインの車両なども登場します.419系については,平成18年に長浜~敦賀間が直流化されるまでデッドセクションがあった長浜~虎姫間で行なわれていた交直切換えの様子を走行シーンから撮影した映像も収録されています.475系や457系は,昭和60年に急行の運用が廃止された後,ローカル仕様として活躍してきた姿のほか,平成18年,富山港線の廃止にともない国鉄交直流急行色に戻された,A16編成,A19編成を使用した急行“くずりゅう”の走行シーンもあります.ちなみに,419系は平成23年で全廃となり,475系,457系,413系は現在は敦賀~芦原温泉間を通る運用から撤退しています.485系については,ボンネットタイプの先頭車などによる特急“白鳥”“雷鳥”“しらさぎ”,国鉄色の高運転台車などによる特急“加越”やグリーン車を組み込んだ特急“雷鳥”,増結編成による特急“しらさぎ”,「パノラマ編成」による運転となった特急“雷鳥”,そして,専用塗色の車両は特急“スーパー雷鳥”“しらさぎ”の車両を収録しており,とくに,“しらさぎ”は専用塗色に完全に移行される直前の混色編成の様子なども見ることができます.489系については,能登色だったころの急行“能登”の走行シーンが収録されています.このほかに,寝台特急“日本海”“トワイライトエクスプレス”,ジョイフルトレインの「いきいきサロンきのくに」「アストル」が紹介されています.一部で古い映像素材を編集したものとなっているため,見苦しい点があります.また,一部車両の走行音以外の雑音を消音しているため,その個所に音声がない場合があります.

収録時間約110分
発売アネック
価格3619円+税
発売日2014年11月28日
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