平成24年3月に発売された「EOS 5D MarkⅢ」の後継機種で,平成28年4月に発売されたフラッグシップ機「EOS-1D X Mark II」に採用されているさまざまな新技術を搭載した,ハイアマチュアユーザー向けの高性能モデルです.
有効約3040万画素35mmフルサイズCMOSセンサーおよび映像エンジン「DIGIC6+」の搭載により,常用ISO感度ISO100〜32000を実現.新開発ミラー振動制御システムの採用により,最高約7コマ/秒の高速連写を実現しており,高画素・高速連写・高感度などの基本性能がバランス良く向上しています.
また,「61点高密度レティクルAF II」の搭載により,従来機種より縦方向に測距エリアが拡大し,エクステンダーを使用した超望遠撮影時は,レンズの開放絞り数値がF8までの明るさでも全測距点でAFが可能です.中央測距点ではEV-3の低輝度限界を達成し,暗い環境下でも高精度なAF合焦を実現しています.
さらに,解像劣化の要因となる歪曲収差や回折現象などを撮影時に補正可能なほか,従来のレンズ光学補正だけでは対応できない収差の補正とローパスフィルターに起因する解像劣化を補正する「デジタルレンズオプティマイザ」機能を撮影時に適用できるなど,さらなる高画質を実現しています.
なお,平成27年6月に発売された「EOS5Ds/EOS 5Ds R」と同じ,約15万画素の赤外光測光センサーを搭載しており,被写体捕捉・追尾性能が向上しています.
発売 | キヤノン |
仕様 | 寸法…約150.7(幅)×116.4(高さ)×75.9(奥行)mm/質量…約800g(本体のみ) |
価格 | オープン価格 |
発売日 | 2016年9月 8日 |
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