すでに本誌でも皆さんにおなじみとなっている著者,服部重敬氏は,名古屋を拠点として長年にわたり活躍を続けられているベテランの愛好者のお一人です.本書は,氏が40年におよび撮影を続けられてきた鉄道写真のなかから,昭和の末期における名古屋地区の鉄道のものに限定し,これを集大成するといった一冊になってます.いろいろなテーマのもとで構成されていることから,バラエティー豊かな内容に仕上がっていることが,本書の第一の特徴と言うことができます.そして,単なる写真集にとどまらず,当時の名古屋地区の鉄道と街の状況をしのぶことができる,たいへん念の入った良き記録として,広くお薦めします.
著者 | 服部重敬(編) |
発行 | トンボ出版 |
仕様 | B5判 208ページ |
定価 | 本体2600円+税 |
発売日 | 2016年7月20日 |
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