日本が大陸に進出,統治していた戦前の彼の地における鉄道事情について,いろいろな視点からの展開をこころみた,たいへんユニークな内容の一冊です.具体的には,台湾,朝鮮,満洲,樺太,それに南洋群島まで,これらの地に日本が建設し経営した鉄道の一断面のことがらが,興味深く紹介されています.現代人がタイムスリップして,当時の「外地」の鉄道旅行を思い立った際に読まれるような,「旅行ガイドブック」風にまとめられているのが,大きな特徴です.
著者 | 小牟田哲彦 |
発行 | 東京堂出版 |
仕様 | 四六判 344ページ |
定価 | 本体2000円+税 |
発売日 | 2015年11月25日 |
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