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大江戸線建設物語 地下鉄のつくり方―計画から開業まで―

大江戸線建設物語 地下鉄のつくり方ー計画から開業までー

東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線は,まずは練馬~光が丘間で「12号線」として開業,その後,平成12年12月12日,その計画から30年の歳月を経て,29kmの環状部と14kmの放射部からなる,日本でもっとも長い地下鉄路線,全線が開業となりました.巨大都市,東京の地下を通る大江戸線は,交通量の多い幹線道路や商業地,河川,縦横に巡っている既存の鉄道路線,地下鉄路線を避けたかたちで,地下深くに建設されたため,予想を超える大工事となり,当時の最新,最高の技術,知識を導入,難工事を乗り越えた経緯があります.本書は,開業から15周年を迎える大江戸線について,同線の計画から完成までの概要が,経緯や技術を踏まえながら,貴重な写真や資料とともに紹介されています.小さな断面のトンネル,リニアモータ式の車両の導入,さらに難工事となった区間において用いられた技術の解説は,とくに興味深いところです.しかも,実際に建設に携わったメンバーで組織された大江戸線建設物語編纂委員会がまとめ,東京都交通局の監修のもとでできあがったものですので,これは一読するに値する一冊としてお薦めします.

著者大江戸線建設物語編纂委員会(編)
発行成山堂書店
仕様A5判 360ページ(オールカラー)
定価本体2700円+税
発売日2015年6月23日
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