去る7月30日に全線の開通から80周年を迎え,さらに,「リゾートしらかみ」の橅編成が新形車両に置き換わるなど,何かと話題が多い五能線は,廃線の危機にひんしていた時期を経て,一転,「日本でいちばん乗りたいローカル線」とも呼ばれるほどの人気を呈し,多くの人を迎えるようになりました.そうした復活劇は,JR東日本秋田支社を中心とした現場の方々一人一人によるシングルヒットの積み重ねがもたらしたものだということで,筆者はこうしたシングルヒットについて1年半にわたり取材を敢行,本書に書き綴っています.すべてが実話,しかもJR東日本秋田支社のインサイドストーリーとのことで,本誌の読者のみなさんにとって必見の一冊としてここにご紹介いたします.
著者 | 遠藤 功 |
発行 | PHP研究所 |
仕様 | 四六判 224ページ |
定価 | 本体1400円+税 |
発売日 | 2016年7月14日 |
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