北陸本線(現,あいの風とやま鉄道線)の石動駅を起点として,富山県南西部,砺波地方を縦断していた加越能鉄道加越線について,本書では,その履歴,および,歴代の車両を一挙にまとめた一冊となっています.さらに,同線の終点,青島町(のちに庄川町と改称されます)に起点を置き,資材の運搬を目的として建設された路線,庄川水力電気専用鉄道線についても紹介されています.これらの路線についてここまで掘り下げた書籍は,ほかにあまり見かけません.私鉄を研究される向きは,ぜひ本書を所蔵しておいた方がよろしいでしょう.
著者 | 服部重敬 |
発行 | ネコ・パブリッシング |
仕様 | B5判 48ページ |
定価 | 本体1250円+税 |
発売日 | 2017年10月20日 |
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