福井鉄道は,去る3月27日にえちぜん鉄道三国芦原線との相互直通運転が開始され,同じく市役所前~福井駅前間の分岐線を延長させる工事も完成,新たな時代に沿った鉄道に変ぼうを遂げつつあります.こうした大きな変化にともなう列車ダイヤの策定と,相互直通運転の両社間における協定の策定などに関係されたのが,本書の著者でもある清水 武さんで,名古屋鉄道の鉄道部長の要職にあった方です.今回ご紹介する一冊は,福井鉄道について詳しくまとめた分冊の上巻にあたるものですが,その沿革とともに,非電化だった時代の南越線で活躍した車両についてまとめられています.全ページを通して,なつかしい街の情景とともに,車両の数々が登場し,地方鉄道の愛好者をうならせることは請け合いです.
著者 | 清水 武 |
発行 | ネコ・パブリッシング |
仕様 | B5判 48ページ |
定価 | 本体1250円+税 |
発売日 | 2016年9月20日 |
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