総武線の下り電車が津田沼駅を発車すると,山側の車窓から「大榮車輌」とペンキで書かれた看板が付いている建屋と,その構内には京成電鉄の電車や,どこかの私鉄の車両などが見られ,ファンの眼を楽しませてくれたものです.今回この車両メーカーに関するまとめが,京成電鉄の電車を研究される稲葉克彦氏により上梓されました.
この上巻では,創業から昭和30年代後半までの会社の変遷をはじめ,この間に手掛けた車両を詳述しています.
京成電鉄の車両をはじめ,汽車会社からの受注車両,私鉄各社の更新車など,広範な車両を扱っていますので,京成電鉄だけでなく,広く私鉄を愛好する皆さんにお薦めしたい内容です.
著者 | 稲葉克彦 |
発行 | ネコ・パブリッシング |
仕様 | B5判 48ページ |
定価 | 本体1250円+税 |
発売日 | 2014年11月20日 |
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