季刊『国鉄時代』の最新刊で，ページを開くと，傑作の写真がそろっていることにため息が続きます．広田尚敬さんによる巻頭のカラー写真のグラフ「みちのくの秋」やモノクロ写真によるグラフ「信越国境」，杉江 弘さんによる東北本線（現，IGRいわて銀河鉄道線）奥中山～小繋間にかつてあった西岳信号場の記録，大石和太郎さんによる山田線，小本線で活躍したC58形の記録，原田伸一さんによる函館本線の仁山信号場（現，仁山駅）の記録，戸田佳男さんによる中央本線の長坂～小淵沢間を中心とした記録，田邉幸男さんによる篠ノ井線の姨捨駅付近の勾配線区，冠着～稲荷山間を中心とした記録，村樫四郎さんによる長崎本線の本川内駅界わいにおける急行"玄海"の記録などが続き，本号の各編の質とボリュームに圧倒されてしまいました．蒸気機関車の愛好者にとって，決定的な内容になっています．本巻の付録のDVDでは，「苦闘の北上越え」「能登路の汽車」「志布志線のC58」といった3編，計46分にわたる，8mmフィルムによる映像が収録されています．

発行	ネコ・パブリッシング
仕様	A4変形判 146ページ（DVD付き）
定価	本体2296円＋税
発売日	2016年9月21日
購入する	国鉄時代 vol.47 2016-11月号をamazon.co.jpで購入する

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