本書では,日本を代表する実業家の一人,小林一三氏が,阪急電鉄の前身,箕面有馬電気軌道の経営に参画し,宝塚少女歌劇団の上演にこぎ着けるまでの過程が紹介されています.こうした書はこれまでにもありましたが,本書は,逸翁美術館,小林一三記念館の館長を務めている筆者が,当時の写真や資料を使いながら説明しているものとなっています.小林一三氏が鉄道事業を成功に導く過程については,何度読んでも痛快に感じます.
著者 | 伊井春樹 |
発行 | ミネルヴァ書房 |
仕様 | 四六判(上製) 284ページ |
定価 | 本体2800円+税 |
発売日 | 2017年7月10日 |
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