本書は,平成25年から平成26年にかけて,朝日新聞出版から刊行された『週刊 私鉄全駅・全車両基地』の連載企画「私鉄郊外点描」の内容に加筆修正を行ない,総説を加えてできた一冊で,日本における郊外住宅地の開発の歩みを,私鉄や地下鉄の事業者ごとに展望したものです.事業者によって開発の戦略が異なるため,そこから生まれた沿線の風景も違っていますが,本書ではそうした違いについても言及されています.各項の記事は,それぞれに最適な研究者が執筆を担当したため,非常に内容の厚い一冊となっています.
著者 | 片木 篤(編) |
発行 | 柏書房 |
仕様 | A5判 296ページ |
定価 | 本体3400円+税 |
発売日 | 2017年8月 1日 |
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