巻頭には,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて実際に変化する予定の個所が取り上げられていますが,それ以外のほとんどは,かつて東京にあった都市,交通インフラ計画を,写真や地図を入れて詳細に解説した記事になっています.本書を読むと,弾丸列車,昭和15年に開催される予定であった東京オリンピックの計画,戦災復興計画といった計画や,戦前戦中,そして戦後期の未来都市構想など,実現性は別としても,夢のある案件ばかりだったことがわかります.本書のページをめくりつつ,もし,これらが一部でも実現していたらと空想することも,楽しいかもしれません.また,本書には,昭和39年に東京オリンピックが開催された時に整備されたインフラの遺産を紹介するページも,含まれています.
著者 | 小川義英(監修) |
発行 | イカロス出版 |
仕様 | B5判 110ページ |
定価 | 本体1600円+税 |
発売日 | 2017年6月28日 |
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