地図や鉄道に関係する本の執筆を手がけてきた今尾恵介さんが,鉄道や軌道の許認可に関する戦前の公文書『鉄道省(鉄道院)文書』,そしてさまざまな時代の地図をもとにして,特定の私鉄の歩みと近現代日本の足跡を眺めるといった内容のシリーズ本で,東京急行電鉄と小田急電鉄を取り扱った一冊となっています.本書で,時代をさかのぼり両社の路線を見つめ直すと,それらの急激な発展ぶりを実感することができます.現在の両社の路線網はさまざまな背景のもとに形成されてきましたが,それについても,よくわかります.
また,表紙に巻かれている帯にもユニークな仕掛けがあります.
著者 | 今尾恵介 |
発行 | 白水社 |
仕様 | 四六判 226ページ |
定価 | 本体1600円+税 |
発売日 | 2014年9月25日 |
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